「いつになったら覚えるの?」と言われた夜|56歳新人の現実

こんばんは。太郎丸です。

今日も仕事が終わったのは深夜2時でした。

本来なら22時30分に終わるはずの勤務です。

ところが、夜の締め作業に時間がかかり、棚卸しの準備も重なり、気がつけば180分以上の残業。

しかも休憩は取れませんでした。

帰りの車の中で、ふと上司に言われた言葉を思い出していました。

「いつになったら覚えるの?」

正直、胸に刺さりました。


私は56歳で未経験のホテル業界に転職しました。

教員時代とはまったく違う世界です。

覚えることが多い。

専門用語も多い。

システムも複雑です。

若い頃なら、もっと早く覚えられたのかもしれません。

でも今は違います。

メモを取っても忘れることがあります。

昨日できたことを、今日間違えることもあります。

何度も確認したつもりなのにミスをすることもあります。

そんな自分に腹が立つこともあります。


今日もそうでした。

締め作業に時間がかかりました。

小さな間違いもありました。

周りは次々と仕事を終えていきます。

自分だけが取り残されているような気持ちになります。

そんな時に言われた、

「いつになったら覚えるの?」

という言葉。

言った本人に悪気があったのかは分かりません。

もしかしたら本音だったのかもしれません。

でも、その言葉を聞いた瞬間、少しだけ心が折れそうになりました。


ただ、帰り道で考えたのです。

私は本当に何も進歩していないのだろうか。

転職したばかりの頃は電話を取るのも怖かった。

お客様への説明もたどたどしかった。

システム画面を見るだけで頭が真っ白になった。

でも今は違います。

できることは確実に増えています。

まだ遅い。

まだ失敗する。

まだ怒られる。

それでも、最初の日の自分よりは前に進んでいます。


50代の再出発は格好良くありません。

SNSで見るような華やかな成功談でもありません。

汗をかいて。

失敗して。

落ち込んで。

帰宅してから反省して。

そして翌朝また出勤する。

そんな地味な毎日の繰り返しです。

でも私は思うのです。

人生の立て直しというのは、案外こういうものなのではないかと。

誰にも褒められない。

誰にも気づかれない。

それでも一歩ずつ前へ進む。

その積み重ねが、いつか振り返った時に大きな差になるのだと思います。


今日も失敗しました。

今日も怒られました。

今日も予定よりずっと遅く帰宅しました。

でも今日も辞めませんでした。

今の私にとっては、それで十分です。

もし今、同じように職場で苦しんでいる人がいるなら伝えたい。

前に進む速度は人それぞれです。

人と比べる必要はありません。

昨日の自分より半歩でも前に進めたなら、それは立派な前進です。

人生は何度でも立て直せる。

人生は何歳からでも立て直せる。

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