「この歳で、本当に採用されるんだろうか」
転職活動中、
何度も思いました。
求人サイトを開いては閉じる。
応募画面まで行って、
止まる。
履歴書を書いても、
送信ボタンが押せない。
50代未経験転職って、
実は、
転職後より先に、
“応募するまで”
がかなりきつい。
今日は、
56歳で転職活動をした時のことを、
正直に書いてみます。
まず、
一番きつかったのは、
「年齢」
でした。
求人を見る。
条件を見る。
「未経験歓迎」
と書いてある。
でも、
頭のどこかで思う。
「いや、これ、
本当は若い人のことだよな…」
って。
実際、
応募年齢制限はなくても、
空気は感じる。
特に50代になると、
“自分が歓迎される側じゃない感覚”
が、
かなり強い。
これは、
やった人にしか分からないと思います。
しかも、
私は教員を30年やっていました。
つまり、
転職市場では、
かなり特殊な経歴。
民間経験もない。
資格も直接的には弱い。
年齢は56歳。
正直、
かなり怖かった。
応募ボタンを押す時、
本当に手が止まるんです。
「もし全部落ちたら?」
「この歳で否定されたら?」
「家族に心配かけたら?」
そんなことばかり考えていました。
若い頃の転職って、
どこかで、
「もっと条件を良くしたい」
みたいな空気があります。
でも50代になると、
少し違う。
「生活を立て直したい」
が、
かなり大きい。
だから、
怖さの種類も変わる。
夢というより、
現実。
プライドより、
生活。
そこが、
50代転職の重さなんだと思います。
しかも、
転職活動って、
地味に孤独です。
応募して、
返事を待つ。
落ちる。
また応募する。
誰にも言えない。
周りは普通に働いている。
SNSでは、
キラキラした成功談ばかり流れてくる。
でも現実は、
履歴書を書いて、
年齢を見て落ち込んで、
また求人を見る。
そんな毎日。
正直、
精神的にはかなり削られました。
それでも、
途中で思ったんです。
「怖いのは、
失敗そのものじゃなくて、
動けなくなることかもしれない」
って。
50代って、
守るものも増える。
体力も落ちる。
だから、
慎重になる。
でも、
慎重になりすぎると、
人生そのものが止まってしまう。
私は、
そこが一番怖かった。
だから、
完璧な転職活動は諦めました。
条件100点を探し続けない。
不安が消えるのを待たない。
まず動く。
応募する。
面接へ行く。
落ちても、
また探す。
今振り返ると、
必要だったのは、
「自信」
より、
“止まらないこと”
だった気がします。
もちろん、
50代未経験転職は甘くありません。
現実は厳しい。
でも、
やってみて思うんです。
50代転職で一番危ないのは、
「年齢」
そのものではなく、
「もう無理だと、
自分で動かなくなること」
なのかもしれません。
私もまだ途中です。
今でも不安はあります。
でも、
56歳で転職活動をして思いました。
人生は、
何歳からでも、
少しずつ立て直せる。
