私は30年間、
教員として働いてきました。
その中で、
痛いほど分かったことがあります。
それは、
「組織は、あなたの人生まで守ってはくれない」
ということです。
もちろん、
これは「会社は敵だ」と言いたいわけではありません。
学校にも、
会社にも、
素晴らしい人はいます。
実際、
私はたくさん助けてもらいました。
でも、
どれだけ真面目に働いても、
どれだけ組織へ尽くしても、
最後に自分の人生を守れるのは、
結局、自分しかいない。
私はそれを、
かなり遅れて知りました。
多くの真面目な人は、
組織の中で、
こう考えています。
- 迷惑をかけてはいけない
- 空気を乱してはいけない
- 頼まれたら断れない
- 周囲に合わせなければならない
特に日本では、
この傾向が強い気がします。
そして、
真面目な人ほど、
自分を後回しにする。
体調が悪くても働く。
疲れていても断らない。
理不尽でも我慢する。
でも、
ここに大きな落とし穴があります。
組織は、
“頑張れる人”
に仕事を集めます。
なぜなら、
頑張るから。
断らないから。
責任感があるから。
つまり、
真面目さが、
消耗の原因になることがあるんです。
これはかなり残酷です。
私自身も、
長い間、
「もっと頑張らなければ」
と思って生きてきました。
周囲に迷惑をかけないように。
期待に応えられるように。
ちゃんとした社会人でいられるように。
でも今振り返ると、
私は、
“自分の人生”
よりも、
“組織の期待”
を優先していた気がします。
もちろん、
責任感は大事です。
仕事を投げ出せ、
と言いたいわけではありません。
ただ、
人生まで犠牲にしてしまったら、
本末転倒なんです。
特に40代50代になると、
この問題は深刻になります。
体力は落ちる。
気力も減る。
でも、
責任だけは増えていく。
さらに怖いのは、
組織の中だけで生きていると、
外の世界が見えなくなることです。
私は教員時代、
副業もほとんど考えていませんでした。
「安定しているから大丈夫」
どこかで、
そう思っていたんです。
でも今は、
時代が違います。
会社も、
学校も、
自治体も、
昔ほど、
個人の人生を保証してくれる時代ではない。
だからこそ必要なのは、
- 組織だけに依存しないこと
- 外の世界を知ること
- 自分で稼ぐ力を持つこと
- 「逃げ道」を作ること
だと思っています。
これは、
冷たい話ではありません。
むしろ、
自分の人生を守るために必要な考え方です。
真面目な人ほど、
「我慢すること」が美徳になりやすい。
でも、
我慢だけでは、
人生は守れません。
私もまだ、
人生を立て直している途中です。
不安もあります。
後悔もあります。
もっと早く気づけばよかった、
と思うこともあります。
それでも今は、
少しずつ考え方が変わってきました。
組織のためだけではなく、
自分自身の人生のために生きる。
その視点は、
もっと早く持ってよかったんだと思います。
もし今、
仕事に押し潰されそうになっている人がいたら、
どうか覚えていてください。
組織は、
あなたの人生そのものではありません。
あなたの人生は、
あなた自身のものです。
人生は、何歳からでも立て直せる。
