転職活動で自己否定しそうになったときに読んでほしい話|不採用が続くたびに自分を責めていた私へ

転職活動をしていた頃の私は、不採用通知を見るたびに自分を責めていました。

書類選考で落ちる。

面接で落ちる。

期待していた会社から連絡が来ない。

最初のうちは、

「今回は縁がなかっただけだ」

と思えていました。

でも、それが何回も続くと少しずつ考え方が変わってきます。

「またダメだった」

「やっぱり自分には価値がないのかもしれない」

「どこも自分なんて必要としていないのではないか」

そんなことを考えるようになりました。

もし今、転職活動で心が折れそうになっている人がいたら。

もし不採用が続いて、自信を失っている人がいたら。

今日は、そんな人に向けてではなく、あの頃の私に向けてこの文章を書いてみようと思います。

なぜなら、今の私が知っていることを、あの頃の私はまだ知らなかったからです。

そして、もしかしたら今のあなたも、あの頃の私と同じ場所に立っているかもしれないからです。

転職サイトばかり見ていた頃の話

転職活動をしていると、気づけば転職サイトばかり見ている時期があります。

私もそうでした。

朝起きて求人を見る。

仕事の休憩中に求人を見る。

帰宅して求人を見る。

寝る前にも求人を見る。

新着求人が気になる。

応募条件が気になる。

年収が気になる。

年齢制限が気になる。

気づけば、一日のかなりの時間を転職サイトに使っていました。

でも今振り返ると、あの頃の私は転職先を探していただけではなかった気がします。

安心できる場所を探していたのだと思います。

自分を受け入れてくれる場所。

やり直せる場所。

もう一度スタートできる場所。

そんな場所を探していたのだと思います。

だから求人情報を見ても見ても、不安は消えませんでした。

条件の良い求人を見つけても不安。

応募しても不安。

面接が決まっても不安。

結果が出るまではさらに不安。

転職活動がつらいのは、仕事を探しているからだけではありません。

未来が見えない状態が続くからです。

不採用通知より怖かったもの

今だから言えますが、本当に怖かったのは不採用通知そのものではありませんでした。

本当に怖かったのは、その通知を見た後に始まる自分の心の声でした。

「やっぱりダメか」

「年齢のせいかな」

「経歴のせいかな」

「自分に問題があるんだろうな」

誰にも言われていないのに、自分で自分を裁いていました。

企業は不採用としか言っていないのに、

私は勝手に、

「お前には価値がない」

と言われたように受け取っていたのです。

でも今振り返ると、それは完全に別の話でした。

不採用は不採用です。

それ以上でも、それ以下でもありません。

ところが当時の私は、

不採用=自分の価値がない

という式を作ってしまっていました。

転職活動で自己否定が始まるのは、実はここなのかもしれません。

結果を見て落ち込むのではなく、その結果を使って自分自身を攻撃し始める。

私が一番苦しかったのは、その時期でした。

転職活動は思っているほど単純ではない

当時の私は、採用される人と不採用になる人がはっきり分かれていると思っていました。

優秀な人は採用される。

優秀ではない人は落ちる。

そんなイメージです。

でも実際は違いました。

転職を何度も経験して分かったことがあります。

転職活動は能力だけでは決まりません。

会社の状況があります。

募集背景があります。

タイミングがあります。

面接官との相性があります。

求められている経験があります。

自分では知ることのできない事情もあります。

実際、一社では評価されなかった経験が、別の会社では高く評価されることもありました。

自分では弱みだと思っていた部分が、強みとして受け取られることもありました。

だから今なら言えます。

転職活動は人間の価値を決める場所ではありません。

相性を確かめる場所です。

もちろん落ちれば悔しいです。

落ち込みます。

でも、それと自分の価値は別問題です。

当時の私は、その二つを同じものだと思っていました。

自信がないまま進んでよかった

転職活動中によく思っていたことがあります。

もっと自信がついたら応募しよう。

もっと良い職務経歴書が書けたら応募しよう。

もっと準備できたら面接を受けよう。

でも現実は違いました。

人生が動いたのは、自信がついた日ではありませんでした。

自信がないまま動いた日でした。

不安なまま応募した日。

怖いまま面接に行った日。

自信がないまま一歩踏み出した日。

そういう日が少しずつ未来を変えていきました。

今でも覚えています。

応募ボタンを押すだけなのに、妙に緊張したこと。

面接会場へ向かう途中で帰りたくなったこと。

結果が来るまでスマホを見るのが怖かったこと。

でも、それでも動いた。

だから今があります。

自信というのは、行動する前に持つものではなかったのです。

行動した後に少しずつ育つものだったのです。

後から振り返ると見え方が変わる

人生というのは不思議なものです。

当時は最悪だと思っていた出来事が、後から振り返ると必要な経験だったと思えることがあります。

私にもそんな経験が何度もありました。

あの会社に落ちてよかった。

あの時うまくいかなくてよかった。

結果的にそう思えることがありました。

もちろん当時はそんなこと思えません。

落ちた直後は悔しいです。

苦しいです。

不安です。

でも人生はその瞬間だけで決まりません。

数年後に振り返ったとき、まったく違う意味を持つことがあります。

だから今うまくいっていない人も、今見えている景色だけで人生を判断しないでほしいのです。

人生は意外と長い。

そして人は、自分が思っている以上に立ち直る力を持っています。

あの頃の私へ

もしあの頃の私に一つだけ伝えられるなら、こう言うと思います。

落ち込んでもいい。

不安になってもいい。

自信を失ってもいい。

でも、自分を見捨てるな。

今日の不採用だけで、自分の人生全体に判決を下すな。

今は見えなくても、道は続いている。

焦らなくていい。

大きく前進しなくてもいい。

求人を一件見るだけでもいい。

職務経歴書を一行直すだけでもいい。

少し休むだけでもいい。

大切なのは、自分を敵にしないことだ。

転職活動で一番危険なのは、不採用ではない。

自己否定だ。

だから、自分を責める前に思い出してほしい。

あなたは今も前へ進もうとしている。

その事実だけは、誰にも否定できない。

ああ、人生は、何度でも立て直せる。

何歳からでも立て直せる。

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