面接で何を話せばいいかわからない人へ
「面接で何を話せばいいかわからない」
「自己PRを求められると困ってしまう」
「転職面接になると緊張して頭が真っ白になる」
そんな悩みを抱えている人は少なくありません。
私も転職活動をしていた頃はそうでした。
面接対策の本を読んだり、想定問答を考えたりしても、本番になるとうまく話せない。
帰り道で、
「あの話をすればよかった」
「もっと違う言い方があったな」
と何度も後悔していました。
当時の私は、自分には話す才能がないのだと思っていました。
でも今振り返ると、そうではなかったのです。
足りなかったのは話す力ではありません。
自分の経験を言葉にする力でした。
面接が得意な人は、特別に話が上手な人とは限りません。
自分の経験を整理して、相手に伝わる形で話せる人です。
今回は、私自身が転職を繰り返す中で少しずつ身につけた「経験を言語化する3つのコツ」をお伝えします。
特別な才能は必要ありません。
誰でも今日から試せる方法です。
結論|面接官が知りたいのは能力より経験です
まず結論からお伝えします。
面接官が知りたいのは、あなたの能力そのものではありません。
あなたがどんな経験をしてきた人なのかです。
例えば、
「コミュニケーション能力があります」
と言われても、本当かどうかは分かりません。
しかし、
「新人さんが困っていたので、質問をまとめたメモを作りました」
と言われると、その人の行動が見えてきます。
能力は見えません。
経験は見えます。
だから面接では、自分を良く見せようとするよりも、自分の経験を具体的に話せる方が伝わるのです。
自己PRが苦手な人も同じです。
強みを無理に考える必要はありません。
まずは経験を振り返ることから始めてみてください。
理由|強みは経験の中に隠れているからです
多くの人は、
「自分にはアピールできる強みがない」
と言います。
しかし本当にそうでしょうか。
私はそうは思いません。
なぜなら、多くの人は強みがないのではなく、言葉になっていないだけだからです。
例えば、
毎日メモを取っている人。
仕事を覚えるために工夫している人。
新人さんに声をかけている人。
こうした行動は本人にとって当たり前です。
でも第三者から見れば立派な強みです。
面接で話せない人ほど、実は真面目に働いてきた人が多いように感じます。
だからこそ、自分の経験を整理することが大切なのです。
コツ① 困った経験から探す
面接対策というと、
「成功体験を考えてください」
と言われることがあります。
でも、何も思い浮かばなくて困った経験はありませんか。
私はありました。
そこでおすすめしたいのが、
成功体験ではなく困った経験を探すことです。
例えば、
・仕事を覚えられなかった
・新人教育で苦労した
・ミスが続いて落ち込んだ
・クレーム対応に悩んだ
・人間関係で失敗した
こうした経験です。
面接官は失敗したことを責めたいわけではありません。
その経験にどう向き合ったのかを知りたいのです。
例えば、
「仕事を覚えられなかった」
だけでは失敗談です。
しかし、
「覚えられなかったので、自分用のメモを作った」
になると工夫になります。
面接で話せる経験になります。
まずは成功ではなく、困ったことを思い出してみてください。
コツ② PREP法で整理する
経験が見つかっても、話がまとまらない人は少なくありません。
そんなときはPREP法を使います。
PREP法とは、
P:結論
R:理由
E:具体例
P:まとめ
の順番で話す方法です。
例えば、
「仕事で工夫したことはありますか?」
と聞かれた場合。
まず結論。
「私は仕事を仕組み化することを意識しています。」
次に理由。
「ミスを減らし、誰でも仕事を進めやすくするためです。」
次に具体例。
「実際にチェックリストを作り、新人さんでも確認しやすいようにしました。」
最後にまとめ。
「その経験から、業務を整理して仕組みにする力が身についたと思っています。」
この順番で話すだけで伝わり方が大きく変わります。
面接で緊張する人ほど、最初から全部説明しようとしてしまいます。
だから話が長くなったり、途中で迷子になったりするのです。
まずは結論から話す。
それだけでもかなり楽になります。
コツ③ 誰が助かったかを考える
最後のコツは、
「その行動で誰が助かったか」
を考えることです。
例えば、
メモを作った。
チェックリストを作った。
手順書を作った。
これだけでは単なる作業です。
しかし、
新人さんが困らなくなった。
チームの確認漏れが減った。
業務がスムーズになった。
となると価値になります。
面接官は成果だけを見ているわけではありません。
周囲にどんな影響を与えたのかも見ています。
そして、その中にあなたの強みがあります。
仕組み化が得意な人。
人をサポートするのが得意な人。
問題を改善するのが得意な人。
強みは突然見つかるものではありません。
経験を振り返った結果として見えてくるものなのです。
具体例|経験を言語化するとこうなる
例えば、
「仕事でミスが多くて悩みました」
という経験があったとします。
困ったこと。
ミスが多かった。
何をしたか。
チェックリストを作った。
誰が助かったか。
自分も周囲も確認しやすくなった。
たったこれだけです。
特別な成果は必要ありません。
売上日本一になった話も必要ありません。
多くの面接官が知りたいのは、
その人が問題にどう向き合ったかです。
経験を整理するだけで十分伝わります。
まとめ|面接で話せないのではなく、まだ言葉になっていないだけ
面接でうまく話せない人は少なくありません。
でも必要なのは話術ではありません。
経験を整理する力です。
まずは次の3つを試してみてください。
・困った経験を思い出す
・PREP法で整理する
・誰が助かったかを考える
面接で話す内容は、新しく作るものではありません。
これまでの人生の中にすでにあります。
話せないのではありません。
まだ言葉になっていないだけです。
あなたが悩んだこと。
工夫したこと。
失敗しながら続けてきたこと。
そのすべてが面接で語れる経験になります。
だから無理に立派な話を探さなくて大丈夫です。
まずは自分の経験を一つずつ言葉にしてみてください。
その積み重ねが、自信になり、あなたらしい言葉になっていくはずです。
そしてもし今、転職活動や再出発の途中で不安を感じているなら、思い出してほしいことがあります。
人は、自分が経験してきたことを言葉にできたとき、少しずつ前に進めるようになります。
過去の失敗も、遠回りも、悩み続けた時間も、決して無駄ではありません。
それらはすべて、これからの人生を支える経験になります。
ああ、人生は、何度でも立て直せる。
何歳からでも立て直せる。
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