この記事は、「会社見極めチェックリスト」の中でも、「求人票をどう見るか」について詳しく解説した内容です。まだお読みでない方は、先に第9話をご覧いただくと、より理解しやすくなります。
▶第9話 転職を繰り返して見えた共通点|最後の転職に近づく会社選びの判断基準
はじめに
「入社すれば、仕事は教えてもらえる。」
私は、そう思っていました。
求人票には「未経験歓迎」と書かれていました。
面接でも、「大丈夫ですよ。」と言われました。
だから安心して入社しました。
ところが実際は、
「前に教えたよね。」
「見て覚えて。」
そんな職場もありました。
もちろん、すべての会社がそうではありません。
でも、この経験を何度か繰り返したことで、私は求人票を見るときの視点が大きく変わりました。
今日は、私が転職を繰り返して気づいた、「教えてもらえない会社」を入社前に見抜くための考え方をお話しします。
最初に結論
今回、一番お伝えしたいことがあります。
求人票は、「書いてあること」だけを見るものではありません。
「書かれていないこと」に気づくために見るものです。
教育体制が充実している会社でも、求人票に詳しく書いていないことはあります。
だから、「書いていない=教育体制がない」と決めつけることはできません。
しかし、書かれていないことほど、面接で確認する価値があります。
これが、転職を繰り返して私が学んだことでした。
私の実体験
教員を辞めてから、私は複数の職場を経験しました。
その中には、入社後すぐに仕事を任される会社もありました。
もちろん、忙しい職場では、誰もが時間に余裕があるわけではありません。
それは理解できます。
でも、誰に質問すればいいのか分からない。
教えてくれる人が毎日違う。
質問しようとしても忙しそうで聞きづらい。
そんな環境では、仕事を覚えることより、「迷惑をかけないようにすること」ばかり考えてしまいました。
当時の私は、
「もっと頑張ればよかった。」
と思っていました。
でも今振り返ると、それだけではありませんでした。
入社する前に、教育体制を確認していなかったのです。
【あの頃の僕に渡したい資料】
私が今、求人票を見るときは、まず教育体制について書かれているかを確認します。
例えば、
・研修制度あり
・入社後〇か月研修
・OJTあり
・先輩社員がサポート
このような記載があれば、一つの安心材料になります。
一方で、教育体制について何も書かれていない求人もあります。
もちろん、それだけで「教えてもらえない会社」と決めつけることはできません。
教育体制が整っていても、別の魅力を優先して紹介している会社もありますし、当たり前のように研修を行っているため、あえて記載していない会社もあるからです。
だから私は、教育体制について書かれていなければ、必ず面接で確認するようになりました。
例えば、
「入社後は、どのような流れで仕事を覚えていくのでしょうか。」
まず、このように聞いてみます。
すると、
「最初の1週間は先輩社員が付きます。」
「3か月ほどOJTで仕事を覚えていただきます。」
「教育担当が一人付きます。」
など、教育体制が整っている会社であれば、自然と具体的な説明が返ってくることが多いでしょう。
もし、もう少し詳しく知りたいときは、
「主にどなたから教わることになるのでしょうか。」
と続けて聞いてみるのも一つの方法です。
一方で、説明が曖昧だったり、答えにくそうな様子であれば、
「もう少し確認した方がよさそうだな。」
という判断材料が一つ増えます。
もちろん、それだけで良い会社・悪い会社と決めつける必要はありません。
大切なのは、納得して入社するために必要な情報を集めることです。
質問することは、決して失礼なことではありません。
教育体制が整っている会社であれば、入社後の働き方について質問されることを前向きに受け止め、安心して説明してくれるはずです。
私は今、このような質問も、会社選びの大切な時間の一つだと考えています。
読者へのメッセージ
求人票には、多くの情報が書かれています。
でも、本当に知りたいことが、すべて書かれているわけではありません。
だから私は、
求人票を読むことと同じくらい、
「何が書かれていないか。」
を見るようになりました。
そして、書かれていないことは、面接で確認する。
その一つひとつが、会社選びで後悔しないための判断材料になります。
今日やることは一つだけ
今日やることは一つだけです。
気になる求人票を一つ開いてみてください。
教育体制について書かれているでしょうか。
もし書かれていなければ、
「入社後は、どのような流れで仕事を覚えていくのでしょうか。」
この質問を、スマートフォンのメモに一つだけ残しておいてください。
その一言が、入社後の安心につながるかもしれません。
まとめ
転職を繰り返して、私が学んだことがあります。
求人票は、
「書いてあること」だけを見るものではありません。
「書かれていないこと」に気づくために見るものです。
そして、分からないことは面接で確認する。
それだけで、会社の見え方は大きく変わります。
あの頃の私は、それができませんでした。
だから今の私は、あの頃の自分にこう伝えたいと思います。
「求人票に書かれていないことほど、面接で聞いてみよう。」
その一つの質問が、後悔しない転職への第一歩になるかもしれません。
ああ、人生は何度でも立て直せる。
何歳からでも立て直せる。
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