「このままじゃダメだな」
そう思いながら、今日も転職サイトを閉じてしまった。
求人を見ようと思って開いたのに、数分で疲れてしまう。
気になる求人はある。
でも応募までは進めない。
履歴書も書けない。
職務経歴書も手が止まる。
そして夜になると、
「また何もできなかった」
と自分を責めてしまう。
もし今そんな状態なら、まず知ってほしいことがあります。
あなたが動けないのは、怠けているからではありません。
転職したいのに動けない人は少なくありません
転職したいと思っている人の中には、何か月も動けない人がいます。
求人サイトを見て終わる。
転職エージェントを調べて終わる。
気になる会社をブックマークして終わる。
でも実は、それほど珍しいことではありません。
なぜなら転職は、単なる仕事探しではないからです。
仕事が変わる。
収入が変わる。
人間関係が変わる。
生活リズムが変わる。
場合によっては住む場所まで変わる。
つまり転職とは、人生そのものに手を入れる作業です。
だから怖いのです。
だから慎重になるのです。
だから動けなくなるのです。
行動できない本当の理由は「不安」ではなく「確認したいこと」があるから
よく「不安だから動けない」と言われます。
もちろんそれも間違いではありません。
でも私は少し違うと思っています。
転職サイトを見ている人は、仕事だけを探しているわけではないからです。
私自身、転職活動をしていた頃を振り返るとそう思います。
あの頃の私は、本当に仕事を探していたのでしょうか。
もちろん仕事も探していました。
けれど、それ以上に確認したいことがありました。
「まだ自分にも居場所はあるだろうか」
「こんな経歴でも受け入れてもらえるだろうか」
「もう一度やり直せるだろうか」
「自分にはまだ価値があるだろうか」
そんなことを確認したかったのだと思います。
だから求人を見ても疲れるのです。
仕事を探しているようでいて、自分自身の可能性まで探しているからです。
人生の答えを求人票の中から探そうとしているからです。
動ける人と動けない人の違い
では、転職活動を進められる人と進められない人の違いは何でしょうか。
能力でしょうか。
行動力でしょうか。
私は違うと思います。
違いは「転職すること」を目的にしているかどうかです。
動けなくなる人ほど、
「転職しなければ」
「失敗できない」
「次こそ成功しなければ」
と考えています。
すると一歩一歩が重くなります。
求人を見ることすら苦しくなります。
一方で、少しずつ進める人は、
「まず情報を集めよう」
くらいに考えています。
求人を見る。
体験談を読む。
会社を調べる。
それだけです。
転職するかどうかは後で決める。
だから動けるのです。
私が実際にやっていたこと
私も転職活動中は、いきなり応募することはできませんでした。
最初にやっていたのは、
求人を1件見る。
転職体験談を1本読む。
気になる会社を1社調べる。
それだけでした。
時間にすると5分から10分程度です。
でも不思議なことに、それを続けるうちに景色が変わりました。
知らなかった業界を知る。
思っていたより求人があることを知る。
自分と似た境遇の人が転職していることを知る。
すると少しずつ不安が小さくなっていきました。
行動力が身についたわけではありません。
見えなかったものが見えるようになっただけです。
まずは転職しようとしなくていい
もし今、転職したいのに動けないなら。
まずは転職しようとしなくて大丈夫です。
応募しなくてもいい。
履歴書を書かなくてもいい。
面接の準備もしなくていい。
まずは求人を1件見る。
それだけで十分です。
転職サイトを開く人は、仕事だけを探しているわけではありません。
「まだ自分にも選択肢があるのか」
を確認しようとしている人もいます。
そして、その確認作業には意味があります。
人は可能性が見えると動けるようになるからです。
今日できることは小さくて構いません。
求人を1件見る。
体験談を1本読む。
それだけでも前進です。
ああ、人生は、何度でも立て直せる。
何歳からでも立て直せる。
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