人生再建・新しい日々編 第2話

昨日より、ほんの少し前へ。

人は、必要とされる場所で生かされていく

今の職場で働き始めて、数か月が経ちました。

以前、このブログで「年下の上司ができても、不思議と悔しくなかった」という記事を書いたことがあります。

最近、その理由がようやく自分の中で言葉になりました。

私の上司は、私よりずっと若い女性です。

毎日、私たちが少しでも働きやすくなるように考え、改善し、動いてくれています。

そのおかげで、以前は少し重かった朝の出勤も、今ではずいぶん気持ちが楽になりました。

そんな彼女が、ときどき私のところへ相談に来ます。

「こんなとき、どう動けばいいでしょうか。」

「若いスタッフには、どう伝えたらいいでしょうか。」

「こんな場合は、どんな判断をしたらいいと思いますか。」

そのたびに一緒に考えながら、私はある懐かしい感覚を思い出していました。

「ああ、この気持ち、前にも経験したことがある。」

高校時代、部活動を引退した直後のことです。

私はもう試合に出ることはありませんでした。

それでも、新しく部長になった後輩が、時々相談に来てくれました。

「こんなとき、どうしたらいいですか。」

自分はもうプレーヤーではない。

でも、自分が積み重ねてきた経験は、後輩の力になっていました。

教員時代も、同じような経験がありました。

学級担任から業務主任になったとき、子どもたちと直接向き合う時間は少なくなりました。

その代わり、若い先生方の相談に乗り、一緒に考え、支える側になりました。

気づけば、私は前に立つ人から、支える人へと役割を変えていたのです。

今思えば、変わったのは役割だけでした。

そして今。

50代で転職した職場でも、また同じような時間を過ごしています。

仕事は変わりました。

肩書きも変わりました。

でも、人として積み重ねてきた経験は、なくなってはいませんでした。

形を変えながら、誰かの役に立ち続けていたのです。

そのことに気づいたとき、
心の中で何かが、すっとつながった気がしました。

人生には、自分の役目が終わったように感じる時期があります。

退職したとき。

転職したとき。

役職を離れたとき。

長くいた場所を去ったとき。

そんなとき、「もう自分には何も残っていない」と思ってしまうこともあるかもしれません。

でも、本当にそうなのでしょうか。

もしかすると、役割が変わっただけで、あなたが積み重ねてきたものは、別の場所で誰かを支えているのかもしれません。

私は、年下の上司から相談を受けるたびに、そんなことを考えるようになりました。

そして、人生とは案外そんなふうに続いていくものなのかもしれない、とも思っています。

もし、この文章を読んでくださっているあなたにも、人生の中で立場が変わった経験があるなら、少しだけ思い返してみてください。

すぐには思い浮かばなくても、大丈夫です。

あの頃の経験が、今の誰かの支えになっている。

そんな出来事が、あなたの人生にもあるかもしれません。

あの頃の僕へ

「もう、自分の役目は終わった。」

もし、そう思っていたとしても大丈夫。

役割は変わっても、
君が積み重ねてきたものは消えない。

いつか、思いもよらない場所で、
誰かがその経験を必要としてくれる日が来る。

だから、焦らなくていい。

今まで歩いてきた道は、
ちゃんと次の誰かにつながっている。

ああ、人生は何度でも立て直せる。
何歳からでも立て直せる。

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(執筆中です。公開をお楽しみに。)

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